矯正治療中に装着したゴムによる黄ばみは、治療を受ける方にとってよくある不満な問題です。ブラケットとブラケットの間やワイヤーの周りに装着する矯正用ゴムは、適切な手入れをしないとすぐに変色してしまいます。変色は通常、黄褐色で、治療を受けている人にとっては見栄えが悪く、恥ずかしいものです。では、この変色を予防・除去するにはどうしたらいいのでしょうか?読んでみてください。
矯正治療中のゴムの黄ばみを取るのは難しい?
よく、矯正用ゴムの黄ばみは取れにくいのか、という質問を受けます。答えは、残念ながら「YES」です。黄ばみは自然な汚れと経年変化による変色が重なって発生するため、非常に頑固に落とすことができます。特に長期間放置していた場合は、その傾向が強くなります。場合によっては、完全に黄ばみを除去することができず、ゴムの交換が必要になることもあります。もちろん、ゴム自体は日々交換するものですが、汚れるたびに交換していたら大変です。
矯正治療中のゴムの黄ばみを除去する方法とは?
矯正治療中のゴムの黄ばみを除去するには、用心深く、積極的にお手入れをすることが一番です。定期的にゴムの清掃や点検を行うことで、汚れや変色を遠ざけることができます。柔らかい歯ブラシと優しい石鹸液で清掃することで、黄ばみの発生を防ぐことができます。もし黄ばみが発生した場合は、重曹や過酸化水素を配合したホワイトニング用の歯磨き粉を使用すると、色を薄くすることができます。これらの手順を実行しても汚れが残っている場合は、矯正歯科医に対処法を尋ねることが必要かもしれません。
定期的な交換やクリーニングに加えて、ゴムを食べ物やその他の着色剤に近づけないようにすることも重要です。矯正装置をつけたままの飲食は常に慎重に行い、着色しやすい食べ物との接触は可能な限り避ける方が無難かもしれません。口紅や布の染料など、他の色のついた材料にゴムを接触させないことも、変色を防ぐのに役立ちます。
まとめ
ゴムの黄ばみは、矯正治療中のイライラを誘う問題です。ありがたいことに、変色を防いだり、薄くしたりするためにできる処置があります。定期的な洗浄や交換、および染色剤との接触を避けることは、黄変の予防に大いに役立ちます。それでも黄ばみが続く場合は、矯正歯科医に相談してみましょう。